7. パレタイジング

“現在、一般的なパレタイジングソリューションには以下のものがあります。

• ロボットパレタイジング（産業用ロボット：3軸・4軸・6軸、ガントリー）
  高い柔軟性を備え、さまざまな製品タイプや積載パターンに対応可能で、自動化生産ラインへの統合も容易です。IDEAのロボットパレタイジングソリューションは、高い適応性と将来の拡張性を考慮して設計されています。
• レイヤーパレタイジング: 製品を層ごとに高速で積載する方式で、ボトル、缶、トレーなど、形状が均一な製品に最適です。
• コボットパレタイジング（協働ロボット）: 人とロボットの協働作業が可能で、安全柵が不要なため、省スペース環境や軽量製品に適しています。

最適なソリューションの選択は、製品特性、生産量、設置スペース、必要な柔軟性によって決まります。”

“以下のニーズがある場合、ロボットパレタイジングが推奨されます。

• 複数の製品タイプ（段ボール、袋、ボトル、トレーなど）を扱う場合
• 積載パターン、サイズ、重量の変更が頻繁に発生する場合
• スピード向上や複数ロボットの並列配置による能力拡張が必要な場合
• 省スペース化と自動化生産ラインへのスムーズな統合を重視する場合

固定式のレイヤーパレタイジングシステムと比較して、IDEAのロボットパレタイジングソリューションは、生産ニーズの変化に対する柔軟性と適応力に優れています。”

パレタイジング速度は、ソリューションの種類や製品特性によって異なります。

• ロボットパレタイジング：約8～15サイクル/分（製品タイプやEOATに依存）
• レイヤーパレタイジング：約15～20レイヤー/分（最も高い処理能力）
• コボットパレタイジング：約3～7サイクル/分（小～中規模ライン向け）

IDEAの高処理能力ソリューションのように、サイクルタイムの最適化や複数ロボットの並列導入によって、システム能力を向上させることが可能です。

“IDEAのパレタイジングシステムは、オープンで柔軟なアーキテクチャを採用しており、PLC、I/Oインターフェース、産業用ネットワークを介して既存ラインと容易に統合できます。

また、以下の設備やシステムとの同期も可能です。

• 排出コンベヤ、日付印字機、ラベリング装置
• パレットストレッチ包装機
• AGV / AMRによるパレット搬送システム
• MES / SCADA 生産監視システム

これにより、生産への影響を最小限に抑え、全体的な自動化効率を向上させます。”

パレットの安定性は、最適化された積載パターン、適切な把持力、そしてロボットまたはパレタイザの高精度な位置決めによって確保されます。
IDEAのパレタイジングソフトウェアは、荷重重心と積載構造を最適化し、輸送および保管中の安全性を確保します。