三菱 PLCにおける数学演算に関連する一部命令

三菱 PLCプログラミングにおいて、基本的な演算命令が存在します。以下に、加算、減算、乗算、除算に関する命令とそれらの説明を紹介します。

1. 三菱 PLCプログラミングにおける「加算」命令

  • 命令構成:ADD X Y Zとなります。
    その中で、X、Y、ZはPLC内のレジスタ、メモリ領域です。
  • 説明:レジスタXとレジスタYの加算を行い、加算結果をレジスタZに格納します。
  • 例) ADD D0 D1 D2:レジスタD0の値をレジスタD1の値と加算して、その結果をレジスタD2に格納します。

2. 三菱 PLCプログラミングにおける「減算」命令

  • 命令構成:SUB X Y Zとなります。
    その中で、X、Y、ZはPLC内のレジスタ、メモリ領域です。
  • 説明:レジスタXとレジスタYの減算を行い,減算結果をレジスタZに格納します。
  • 例) SUB D0 D1 D2:レジスタD0の値からレジスタD1の値を減算して、その結果をレジスタD2に格納します。

3. 三菱 PLCプログラミングにおける「乗算」命令

  • 命令構成:MUL X Y Zとなります。
    その中で、X、Y、ZはPLC内のレジスタ、メモリ領域です。
  • 説明:レジスタXとレジスタYの乗算を行い,乗算結果をレジスタZに格納します。
  • 例) MUL D0 D1 D2:レジスタD0の値とレジスタD1の値を乗算して、その結果をレジスタD2に格納します。

4. 三菱 PLCプログラミングにおける「除算」命令

  • 命令構成:DIV X Y Zとなります。
    その中で、X、Y、ZはPLC内のレジスタ、メモリ領域です。
  • 説明:レジスタXとレジスタYの除算を行い、除算結果をレジスタZに格納します。
  • 例) DIV D0 D1 D2:レジスタD0とレジスタD1を除算して、その結果をレジスタD2に格納します。
三菱PLC (イメージ図)
三菱PLC (イメージ図)

注意:

  • 乗算と除算を使用する際には、通常、演算結果は2倍のメモリ領域を占めるので注意する必要があります。そこで、このメモリ領域は演算結果やプログラミングのエラーの原因となる可能性があるため使用しないでください。
  • これらの演算命令は整数に対して行われるため、除算結果は丸められます。fx1n、fx1sの旧型PLCは整数のみを処理できますので、実数で演算したい場合はFX2n以上を使用する必要があります。

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