なぜ輸入よりもベトナムOEMを選ぶべきか?

ニュース 8月 12, 2025

近年、製造業におけるグローバル調達の選択肢が多様化する中、OEM先の選定は企業の競争力を左右する重要な要素となっています。特に、コスト・品質・柔軟性のバランスを求める企業にとって、ベトナムOEMは魅力的な選択肢となりつつあります。

ベトナムOEMとは?

OEM(相手先ブランド製造)とは、発注元のブランド名で製品を製造する形態です。ベトナムでは、近年の技術力向上と外資企業との連携により、精密機械や自動化設備などの分野でOEM対応力が急速に進化しています。

IDEA Groupは、設計から加工・組立・品質管理まで一貫対応できる体制を整えており、日本企業との協業実績も豊富です。

なぜ輸入よりもベトナムOEMを選ぶべきか?

ベトナムOEMの4つの強み

他国OEMとの比較は下記のとおりです。

項目 ベトナム 中国 インド
コスト
品質
柔軟性
言語対応 ◎(日本語可)

コスト面のメリット

ベトナムの人件費は中国やタイと比較しても競争力があり、安定した供給体制を維持できます。また、ASEAN自由貿易協定(FTA)により、関税面でも有利な条件が整っています。

IDEAでは、設計段階からコスト最適化を図り、無駄のない生産体制を構築しています。

詳しくは、設計人材不足でお悩みの企業様へ|機械設計製図オフショア で工数とコストを大幅削減をご覧ください。

品質の信頼性

ベトナム企業は、ISO認証取得や日本式の品質管理手法を導入することで、品質面でも信頼を得ています。

IDEAでは、日本市場向けの精密部品やFA機器の製造実績があり、厳格なQC体制を構築しています。

柔軟な対応力

小ロット生産や設計変更への迅速な対応は、ベトナムOEMの強みの一つです。

IDEAでは、お客様のニーズに応じたカスタマイズ対応が可能で、日本語対応スタッフによるスムーズなコミュニケーションも実現しています。

輸入との比較(他国との違い)

中国やインドなど他国との比較において、ベトナムは「コスト・品質・柔軟性」のバランスが取れた最適な選択肢です。

IDEAでは、設計から納品まで一貫して対応できるため、輸入に伴うリスクやコミュニケーションの課題を軽減できます。

ベトナムOEMの活用事例(実例紹介)

IDEAでは、食品・電子・自動車関連企業向けに、各種自動化設備や精密部品のOEM製造を行ってきました。例えば、日本の大手企業向けに提供した搬送装置や検査機などは、高い評価を得ています。

搬送装置(食品業界)

  • お客様の要望:省スペース・高速搬送。
  • IDEAの対応:設計から組立まで一貫対応、納期短縮を実現。

検査機(電子部品業界)

  • お客様の要望:高精度・自動化。
  • IDEAの対応:画像処理技術を活用し、精度±0.01mmを達成。

組立治具(自動車部品)

  • お客様の要望:作業効率の向上・高精度な位置決め。
  • IDEAの対応:操作性と精度を両立した治具を設計・製作。工程の標準化と作業時間の短縮を実現。

他の事例については、自動化設備の開発実績をご覧ください。

まとめ

ベトナムOEMは、単なる「低コスト」ではなく、品質と柔軟性を兼ね備えた戦略的な選択肢です。特に日本企業にとって、設計変更や小ロット対応、コミュニケーションのしやすさなど、ベトナムならではのメリットは大きな魅力となっています。

IDEA Groupは、ベトナム・ダナンを拠点に、機械設計から加工・組立・品質管理まで一貫対応できる体制を整えており、日本企業との協業実績も豊富です。精密部品や自動化設備のOEM製造において、コスト・品質・納期のバランスを重視したソリューションを提供しています。

ベトナムOEMを次の一手として、ぜひIDEA Groupをご検討ください。

IDEAグループについて

弊社はベトナムにある機械設計請負・精密機械加工・自動化機械設備製作・ロボット/無人搬送車(AGV)研究開発・貿易の4つ事業をしている会社です。ベトナム国内の子会社は2社、日本と米国に各1社子会社を展開しています。

「迅速な対応・安価で高品質」をモットーにしています。従業員は250名で合弁企業含め420名、15年以上にわたりお客様に満足して頂く為に、品質、サービスを常に改善していく努力をする事でお客様からの高い評価を頂いております。今後は更なる展望として「お客様により貢献できる機械設計・加工・製造会社となり、また、ベトナムの産業の発展に貢献する」ことを目指していきます。

納入実績:https://ideagroupvn.com/nonyu-jisseki/sekkei/

お客様・お取引先からの評価:

ニュースリンク

ERPとMESの連携で実現するリアルタイム生産管理
10月 14, 2025 ニュース
ERPとMESの連携で実現するリアルタイム生産管理
① はじめに 製造業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中、現場の生産状況をリアルタイムで把握し、柔軟に対応できる体制づくりが求められています。特にOEM企業では、納期短縮・品質向上・トレーサビリテ […]
ERPとQRコードで始める部品トレーサビリティ改革
10月 14, 2025 ニュース
ERPとQRコードで始める部品トレーサビリティ改革
①なぜ今「部品トレーサビリティ」が重要なのか? 製造業において、製品の品質保証や不良品の早期発見・対応は、顧客満足度を左右する重要な要素です。特にOEM企業にとっては、納品先の厳しい品質基準に応えるため、部品単位でのトレ […]
AI画像処理×ERP統合|製造品質を劇的に改善する5つの設計ポイント
10月 7, 2025 ニュース
AI画像処理×ERP統合|製造品質を劇的に改善する5つの設計ポイント
①品質検査とERPの統合が求められる背景 製造業において「品質検査」は、製品の信頼性を左右する重要な工程です。しかし、従来の検査は人手に依存し、結果がERPなどの管理システムと連携されないケースも多く、情報の断絶が課題と […]
ERPと自動化設備の連携事例|IDEAの設計力
10月 7, 2025 ニュース
ERPと自動化設備の連携事例|IDEAの設計力
①ERPと自動化設備の連携が製造現場にもたらす価値 近年、製造業では「業務システムとの統合」や「自動化機器」の導入が加速しています。特にOEM企業にとっては、設計から生産、納品までの一貫した情報管理が求められる中で、シス […]
クラウドERP導入の5ステップ|OEM企業が知っておくべきポイント
10月 2, 2025 ニュース
クラウドERP導入の5ステップ|OEM企業が知っておくべきポイント
なぜ今、クラウド型業務管理システムなのか? 製造業、特に受託生産を行う企業では、設計から加工、組立、納品までの工程が複雑化しており、リアルタイムでの情報共有と業務の一元管理がますます重要になっています。従来のオンプレミス […]
Index