近年、製造業のグローバル化が進む中で、OEM(Original Equipment Manufacturer)およびODM(Original Design Manufacturer)による板金加工サービスは、製品開発や部品供給において欠かせない存在となっています。これらのサービスは、自動車、電子機器、建設など多様な業界において、高精度かつ高品質な金属部品の製造を支えています。
本記事では、OEM・ODM板金加工の基本的な定義から、導入によるメリット、使用される材料、主要な加工プロセス、そして加工業者選定時に押さえておきたいポイントまでを詳しくご紹介します。

OEM・ODM板金加工とは?
OEM加工とは
お客様の図面や仕様に基づいて、製品の一部となる金属部品を製造します。
ODM加工とは
設計段階からメーカーが関与し、製品の構想を形にする支援を行います。
OEM・ODM板金加工サービスのメリット
コスト削減
専門業者に委託することで、設備投資や人件費を抑えることができます。
品質の安定
経験豊富な加工業者は、厳格な品質管理体制を整えています。
柔軟なカスタマイズ
特定の機能や形状に合わせた設計対応が可能です。
納期短縮
外部委託により、社内リソースを最適化し、納期を短縮できます。
板金加工に使用される主な材料
材料 |
特徴 |
ステンレス鋼 | 耐食性と強度に優れ、食品機器や医療機器に適しています。 |
アルミニウム | 軽量で加工性が高く、航空・自動車分野で広く使用されています。 |
軟鋼(低炭素鋼) | コストパフォーマンスに優れ、建築資材としても一般的です。 |
銅・真鍮 | 導電性と美観が求められる用途に適しています。 |
板金加工の主要プロセス
レーザー切断
高精度で複雑な形状の切断が可能です。
曲げ加工
プレスブレーキなどを用いて、金属を所定の角度に成形します。
溶接
部品同士を接合し、構造的な強度を確保します。
表面処理
塗装、研磨、陽極酸化などにより、耐久性と外観を向上させます。

加工業者選定のポイント
実績と経験
過去のプロジェクトや業界での経験を確認しましょう。
設備と技術力
最新の加工機器と技術を備えているかが重要です。
品質管理体制
製品の一貫性を保つための管理体制をチェックしましょう。
コミュニケーション力
設計段階から納品まで、円滑な連携が不可欠です。
関係記事:IDEAの品質管理体制について
まとめ
OEM・ODM板金加工サービスは、グローバル市場で競争力を高めるための重要な手段です。
設計から製造まで一貫して対応できる加工業者を選ぶことで、品質・コスト・納期のバランスを最適化できます。
OEM・ODM板金加工に関するご相談やお見積もりは、IDEAグループまでお気軽にお問い合わせください。設計から製造・組立まで一貫対応し、高品質・短納期・柔軟なカスタマイズを実現します。
お問い合わせフォームはこちらへ!!