IDEAの技術者が語るOEM開発の舞台裏|一台一台に込めたこだわりとは

ニュース 8月 14, 2025

OEM機械の開発は、単なる図面通りの製造ではありません。そこには、技術者の経験、創意工夫、そして「使う人のために」という思いが込められています。

本記事では、IDEA Groupの技術者が語るOEM開発の舞台裏と、一台一台に込めたこだわりについてご紹介します。

1. OEM開発とは?

OEM(相手先ブランド製造)とは、発注元の仕様に基づいて製品を設計・製造する形態です。特に機械分野では、単なる部品供給ではなく、設計・加工・組立・試運転まで一貫して対応するケースが多く、技術者の役割が非常に重要です。

2. 技術者のこだわりポイント(設計・加工・組立)

IDEAの技術者は、図面の段階から「使いやすさ」「メンテナンス性」「安全性」を意識して設計を行います。例えば、作業者の手の動きに合わせて部品配置を調整したり、将来的な部品交換を考慮した構造にするなど、細部にまでこだわります。加工精度や表面処理の選定にも、長年の経験が活かされています。

IDEAのデザインサポートサービスの詳細はこちらをご覧ください。
IDEAの精密機械加工やAGV製品の比較・検討には、Metoree掲載ページもぜひご活用ください。

 

IDEA Groupが開発した高精度OEM組立機の実機写真
IDEA Groupが開発した高精度OEM組立機の実機写真

 

3. 現場との連携と改善

開発中は、設計者だけでなく、製造現場やお客様との密な連携が不可欠です。試作段階でのフィードバックをもとに、設計を何度も見直し、改善を重ねます。IDEAでは「現場の声を設計に反映する」文化が根付いており、技術者自身が現場に足を運び、実際の使われ方を確認することもあります。

4. 実際の開発事例紹介

ある電子部品メーカー向けに開発した自動検査機では、±0.01mmの精度を求められる中、設計段階で振動対策や温度変化への対応を徹底しました。結果として、検査時間を30%短縮し、品質の安定化にも成功。お客様からは「現場の課題を理解した設計」と高く評価されました。

ある電子部品メーカー向けに開発した自動検査機では、±0.01mmの精度を求められる中、設計段階で振動対策や温度変化への対応を徹底しました。結果として、検査時間を30%短縮し、品質の安定化にも成功。お客様からは「現場の課題を理解した設計」と高く評価されました。

詳しい事例については、こちらのプロジェクト紹介をご覧ください。

5. 技術者インタビュー

「私たちは機械を作るだけでなく、現場の課題を解決する“仕組み”を作っていると思っています。」これはIDEAの技術者がよく口にする言葉です。日本企業との協業では、細かな仕様変更や短納期対応が求められることも多く、技術者の柔軟性と責任感が試されます。完成した機械が現場で安定稼働している様子を見るとき、技術者は大きな達成感と誇りを感じています。

6. まとめ

OEM開発は、図面だけでは語り尽くせない「人の思い」が詰まったものです。IDEA Groupでは、技術者が中心となり、お客様の課題に寄り添った開発を行っています。一台一台に込めたこだわりが、信頼と品質につながっています。

OEM機械の開発をご検討の方は、ぜひIDEA Groupにご相談ください。

IDEAグループについて

弊社はベトナムにある機械設計請負・精密機械加工・自動化機械設備製作・ロボット/無人搬送車(AGV)研究開発・貿易の4つ事業をしている会社です。ベトナム国内の子会社は2社、日本と米国に各1社子会社を展開しています。

「迅速な対応・安価で高品質」をモットーにしています。従業員は250名で合弁企業含め420名、15年以上にわたりお客様に満足して頂く為に、品質、サービスを常に改善していく努力をする事でお客様からの高い評価を頂いております。今後は更なる展望として「お客様により貢献できる機械設計・加工・製造会社となり、また、ベトナムの産業の発展に貢献する」ことを目指していきます。

納入実績:https://ideagroupvn.com/nonyu-jisseki/sekkei/

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