IDEAテクノロジーでは、日本人インターン生の設計スキル向上を支援するために、実践的な研修プログラムを提供しています。今回、工学系大学に在籍するインターン生が、設計研修の一環として1週間のインターンシップに参加しました。彼はロボット競技大会への参加経験があり、シンプルなロボットの設計・組み立てが可能なスキルを持っています。
研修では、IDEAのエンジニアによるデザインコンサルティングを受けながら、3D設計データの実現可能性評価やデータ解析のプロセスを学び、Creoを用いた3Dデータから2D図面の作成に取り組みました。本記事では、IDEAの設計研修を通じて提供されたサポート内容と、インターン生が得た学びについてご紹介します。

詳細な研修スケジュール
1日目:オリエンテーションとプロジェクトの概要説明
初日は、インターン生がスムーズに研修を進められるように、以下のサポートを実施しました。
- IDEAグループの業務内容と設計プロセスの紹介
- インターン生が持ち込んだ3Dデータの初期チェック
- 設計の課題点を担当エンジニアとディスカッション
- 研修のスケジュール設定
2~4日目:Creoを活用したバラシ作業の実践指導
2日目以降は、Creoを使用した設計データのバラシの技術習得を目的に、担当エンジニアがマンツーマン指導を行いました。
IDEAが提供した支援内容:
- Creoの基本操作のレクチャー
- 部品ごとの分解手法と組立性の考慮
- 設計図への寸法・表面粗さの適切な表記
- 干渉チェックや強度計算の実践
- 製作プロセスを意識した設計修正のアドバイス
インターン生は、エンジニアからの具体的なフィードバックを受けながら、より実践的なスキルを身につけることができました。
IDEAでは、Creoだけでなく、Inventor, iCAD, Solidworks, AutoCAD, IronCAD, CATIA, NXなど、多様な設計ソフトウェアを活用しています。
- CreoやAutoCADでのバラシ作業の違い
- プロジェクトに適したツールの選び方
- 各ソフトウェアのメリット・デメリットと活用事例
5日目:最終レビューとフィードバックの提供
最終日には、インターン生の設計データを再評価し、IDEAのエンジニアがフィードバックを提供しました。
フィードバック内容
- 設計の実現可能性についての最終評価
- バラシ作業の成果と改善点
- 今後のスキルアップのためのアドバイス

研修を通じて得られた成果
この1週間の設計研修を通じて、彼は実務レベルの設計スキルを向上させることができました。また、設計データのバラシや実現可能性評価の重要性についても深く理解する機会となりました。
また、今回のインターンシップでは、技術研修に加え、ベトナム企業の職場環境を体験する機会もありました。文化交流を深めながら、現地の働き方に触れ、ベトナムの食文化も楽しむという、非常に興味深い体験となりました。
IDEAの機械設計研修にご興味のある方へ
IDEAテクノロジーでは、今後もインターン生や企業のエンジニア向けに、実践的な設計研修を提供してまいります。また、機械設計製図アウトソーシングサービスを通じて、設計業務の効率化や品質向上をサポートいたします。
設計作業、設計データの検証、バラシ作業、機械部品の加工支援などのサービスをお考えの方は、ぜひIDEAのサポートをご活用ください!