日本式製造現場では、部品図バラシ(バラシ図面)は非常に重要です。しかし、従来の手作業による検査は時間がかかり、ヒューマンエラーのリスクも高いのが現実です。自動化のメリット
- エラー削減
- 検査スピードの大幅向上
- 品質の標準化とプロジェクト全体の統一性確保
7つのAutoCADツールでQCを効率化
1. AutoCAD Standards Checker – 図面標準の自動検査
AutoCAD標準機能で、現在の図面と.DWSファイルを比較し、レイヤー・寸法スタイル・文字スタイルを自動チェック。
特徴
- エラー報告と修正提案
- 詳細なQCレポート作成
活用例:
企業標準を含む「Barashi_Standard.dws」を作成し、CHECKSTANDARDSコマンドで自動照合。
2. Batch Standards Checker – 複数ファイルの一括検査
数百枚の図面を一括で検査し、XML形式でレポート出力。
メリット
- 大量図面の自動QC
- QA工程への容易な統合
3. Layer Translator – レイヤー標準化を数秒で
旧レイヤーを新しい標準レイヤーへ自動変換。
利点
- 複数ソースからの図面統一
- 手作業不要で迅速な標準化
4. AutoLISP & スクリプト – カスタム検査
AutoLISPで特定エラーを自動検出・修正。
例
- 寸法値オーバーライド検出
- 誤レイヤーのテキスト修正
- 穴や面取りサイズ確認
5. Sheet Set Manager – 大量図面の管理・印刷
SSMで数百枚の図面を一括管理・印刷。
特徴
- タイトル枠情報の自動更新
- ワンクリックでPDF出力
- 印刷準備時間を70~80%削減
6. 専用プラグイン & API
Autodesk App StoreのQCプラグインや、AutoCAD .NET APIで独自ツール開発。
代表例
- QA-CAD Tool
- Drawing Purge & Standards
- CADIQ (ITI)
7. QC自動化プロセスの5ステップ
- 標準.DWSファイル作成
- Standards Checker / Batch Checkerでエラー検出
- Layer Translatorで標準化
- AutoLISPで詳細検査
- Sheet Set Managerで管理・出力
自動化の効果
- 検査時間を最大80%削減
- ヒューマンエラーを最小化
- 日本品質のプロフェッショナルな設計体制を構築
Q&A
Q1: AutoCAD Standards Checkerとは?
A: 図面を標準ファイルと比較し、レイヤーや寸法スタイルのエラーを自動検出する機能です。
Q2: レイヤー標準化はどう行う?
A: Layer Translatorを使えば、旧レイヤーを新しい標準レイヤーに自動変換できます。
Q3: AutoLISPで何ができる?
A: 寸法値のオーバーライド検出や、誤レイヤー修正など、標準機能では対応できない検査を自動化できます。
IDEAは、バラシ図面の自動化ソリューションを提供します。
- QCプロセスの構築・コンサルティング
- 標準ファイル(.DWS)と自動検査ツールの開発
- Sheet Set Manager & AutoLISPの研修
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