設置前に確認すべき3つの図面とは|OEM機械導入を成功に導くIDEAの設計力

ニュース 9月 18, 2025

OEM機械導入における図面確認の重要性

新しい機械を導入する際、多くの企業は機械本体への投資に注目しがちですが、実際には設置前の準備と図面確認こそが、機械の性能を最大限に引き出し、長期的な安定稼働を実現するための重要なステップです。
IDEAでは、OEM設計の段階からレイアウト図・基礎設計図・スピンドル図の3種類の認証図面を提供し、導入前の不安や課題を事前に解消します。

レイアウト図|機械の配置と作業動線の最適化

レイアウト図は、単なる設置スペースの確認にとどまらず、作業効率・安全性・保守性・将来的な拡張性までを見据えた設計を行います。
特に、Lean生産方式(リーンマニュファクチャリング)を導入している現場では、以下のような改善が期待できます。

  • 材料の配置とルートの最適化による移動時間の短縮
  • 工程のグルーピングによる作業効率の向上
  • 工具・部品の整理整頓によるミスの削減
  • 将来的な機械増設やレイアウト変更への柔軟な対応

IDEAは、お客様の現場状況を丁寧にヒアリングし、最適なレイアウト図面をカスタマイズしてご提案いたします。

レイアウト図の例|OEM機械導入を成功に導くIDEAの設計力
工場内部の設備や作業スペースが立体的に表示されている3Dレイアウト図

 

基礎設計図|安定した性能を支える土台

機械の性能を安定して発揮するためには、設置される基礎の設計が極めて重要です。基礎設計図は、現場の構造条件や機械仕様に応じて、以下の観点から最適化されます。

  • 土壌の耐荷重・表面圧力の推定値を明記し、地盤の安全性を確保
  • コンクリートの深さ・厚みを設計し、振動や沈下の影響を抑制
  • アンカーの位置・固定方法を指定し、機械の据付精度を向上
  • 必要に応じて地盤調査(ソイルテスト)の実施も支援

IDEAの設計チームは、現場の構造条件や機械仕様を踏まえ、長期的な安定稼働を支える基礎設計を行います。

スピンドル図|ワーク保持具との適合性を事前確認

スピンドルの仕様は、使用するワーク保持具や治具との適合性に直結するため、導入前の確認が不可欠です。IDEAでは、以下の情報を明記したスピンドル図を提供し、トラブルの未然防止とスムーズな立ち上げを支援します。

  • シリンダーの外径・長さ
  • ドローチューブの内径・ねじサイズ
  • スピンドルノーズの形状・寸法
  • 使用予定のチャックや治具との互換性確認
  • ワークサイズに応じた最大素材径の検証

これにより、保持具の選定ミスや干渉リスクを回避し、導入後の調整工数を大幅に削減できます。

スピンドル図とチャックの互換性確認

 

OEM設計から導入まで、IDEAが全面サポート

機械導入の成功は、図面確認から始まります。IDEAは、OEM機械導入に必要な図面確認(レイアウト・基礎設計・スピンドル)を通じて、安定稼働と生産性向上を支援します。

OEM機械の導入をご検討中の企業様は、ぜひIDEAの技術力をご活用ください。

IDEAグループについて

弊社はベトナムにある機械設計請負・精密機械加工・自動化機械設備製作・ロボット/無人搬送車(AGV)研究開発・貿易の4つ事業をしている会社です。ベトナム国内の子会社は2社、日本と米国に各1社子会社を展開しています。

「迅速な対応・安価で高品質」をモットーにしています。従業員は250名で合弁企業含め420名、15年以上にわたりお客様に満足して頂く為に、品質、サービスを常に改善していく努力をする事でお客様からの高い評価を頂いております。今後は更なる展望として「お客様により貢献できる機械設計・加工・製造会社となり、また、ベトナムの産業の発展に貢献する」ことを目指していきます。

納入実績:https://ideagroupvn.com/nonyu-jisseki/sekkei/

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